てめのボスがくたばっちまったぜ、次は貴様(きさま)の番だ。死に方の希望(きぼう)とかがあれば聞(き)きますけど。
ちょっ…、な…なにしてるの!もうこれ以上の犠牲者(ぎせいしゃ)は要(い)らないわ。
こんな滓(かす)を庇って(かばって)、どうする気だ?こいつは人に害をなすことしかできぬ怪物(かいぶつ)だぞ!
それは違う(ちがう)!彼(かれ)らはもともと壹般人(いっぱんじん)だ。
なに!
入江(いりえ)…正壹(しょういち)
そんなわけないじゃん。こいつらの戦闘力(せんとうりょく)は壹般人のレベルを超(こ)えてるぜ。
ベル先輩(せんぱい)、まともに戦(たたか)ったら、やばかったですもんね。
おまえもだろう。
だが、仆はミルフェオーレーにいる間(あいだ)、幹部(かんぶ)として、強力(ぎょうりょく)な人材(じんざい)を引(ひ)き入(い)れるために、世界(せかい)各國(かっこく)のマフィア、軍人(ぐんじん)、フィットマン、學者、すべてのデータをチェックしていた。しかし、彼らを見たことがない。考えられるとすれば、やはりリストアップされない壹般人だということだ。
はあ、壹般人とは、易い(やすい)言われようですね。われわれは他(ほか)のパラレルワールドなら、各(かく)分野(ぶんや)で天下(てんか)を取った(とった)人間だ。